物理 / 単振動

水平ばね振り子の周期

★ 基礎ばね振り子

問題

ばね定数 の軽いばねの一端を壁に固定し、他端に質量 の物体をつけて、なめらかな水平面上で振動させた。振動の周期を求めよ。 とする。

0.20 kgk=20 N/m
壁につないだばねに物体をつけ、なめらかな水平面で振動させる
ヒントを見る

ばねの力 −kx は b05 の復元力の形そのもの(K=k)。ω=√(k/m) を出してから T=2π/ω に直す。√(0.20/20)=√0.01 は暗算できる。

解答・解説

方針

ばねの弾性力 F=−kx がそのまま復元力。ω=√(k/m)=10 rad/s、T=2π/ω。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ばねの弾性力 は復元力の見本である。よって物体は単振動し、 として 、周期はその逆数系で書ける。

公式ばね振り子の周期

① 代入する。

まとめ 重いほどゆっくり( に比例)、硬いばねほど速い( に反比例)。そして振幅は式に入っていない——大きく引いても小さく引いても周期は同じ(等時性、b07)。 のように、 の中を の形に整えると暗算で済む。

秒( 秒)

別解

ω 経由で刻むルート。

を先に作るか を先に作るか——逆数関係で迷いやすいので、「 は硬さ/質量、 は質量/硬さ」とセットで覚えておくと安全である。

ポイント

  • T=2π√(m/k)
  • 振幅によらない(等時性)
  • 重い→遅い、硬い→速い

よくある間違い

  • √ の中を k/m と逆にする
  • 重力 g を式に入れたくなる(水平ばねには不要)
  • 2π を掛け忘れる