物理 / 単振動

最大速度と最大加速度

★ 基礎単振動

問題

振幅 、角振動数 の単振動をする物体について、(1) 速さの最大値と、それはどの位置で実現するか (2) 加速度の大きさの最大値と、それはどの位置で実現するか を答えよ。

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b02 の影の見方をそのまま使う。速さが最大なのは端か中心か。加速度は a=−ω²x なので、|x| が最大の場所で最大になる。

解答・解説

方針

vmax=Aω(中心)、amax=Aω²(端)。円運動の速さ・向心加速度の射影として理解する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 単振動の速度・加速度の分布は、中心と端で役割が入れ替わるのが特徴である。影の見方(b02)と の式、どちらからも同じ結論が出る。

公式(中心で)、(両端で)

① 最大の速さ。

実現するのは振動の中心()を通過する瞬間。

② 最大の加速度。

実現するのは両端()。向きは常に中心向きである。

中心端 −A端 +Av最大 0.80a最大 3.2
中心で最速(a=0)、端で停止(a 最大・中心向き)

まとめ 「中心: 最速・加速度 0」「端: 停止・加速度最大」。ブランコで一番下を最速で通過し、両端で一瞬止まって強く引き戻される、あの感覚である。 は、円運動の の生き写しになっている。

(1) 、振動の中心 (2) 、振動の両端

別解

a=−ω²x から読むルート。 加速度は位置に比例()だから、 が最大なのは 最大の端で、。中心()では加速度 0——力がかからない場所こそ、速さを削るものがなく最速になる。

「加速度が 0 の点で速さが最大」という一見逆説的な関係は、等加速度運動の感覚との違いとして意識的に納得しておきたい。

ポイント

  • 中心: v 最大・a=0、端: v=0・a 最大
  • vmax=Aω、amax=Aω²
  • a は常に中心向き

よくある間違い

  • 端で最速とする
  • amax の ω の 2 乗を忘れる
  • 中心で加速度最大とする