物理 / 気体の熱力学
長方形サイクルの正味の仕事
問題
気体の状態を、A(, )→B(, )→C(, )→D(, )→A の順に変化させ、元に戻した。1 サイクルで気体が外部にした正味の仕事を求めよ。
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仕事があるのは体積が変わる 2 つの過程だけ。膨張でした仕事と、圧縮でされた仕事を別々に面積で読み、差し引きしてみよう。その結果がグラフ上の何の面積になっているかにも注目。
解答・解説
方針
膨張 B→C で高圧のまま仕事をし、圧縮 D→A は低圧で仕事をされる。差し引き=閉曲線が囲む面積=ΔP×ΔV=800 J。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 サイクルの仕事は「膨張でした仕事 − 圧縮でされた仕事」。- グラフでは、それぞれ過程の線の下の面積だから、差し引きは閉曲線が囲む面積になる。
① 各過程の仕事。
- A→B(定積昇圧):
- B→C(定圧膨張): (した)
- C→D(定積降圧):
- D→A(定圧圧縮): (された)
② 正味の仕事。
これは囲まれた長方形の面積 と一致する。
まとめ 「時計回りのサイクル=囲む面積だけ外へ仕事」。高圧で膨らみ、低圧で縮む——この「行きは強く、帰りは弱く」の差額が取り出せる仕事である(逆回り=反時計回りなら同じ面積だけ仕事をされる=冷凍機)。囲む面積の読みは、次の熱効率の計算の分子になる。
答
囲む長方形の面積
別解
符号を持たせて 1 周足すルート。 体積が増える過程の面積を正、減る過程を負として全過程を足すと
——機械的に足すだけで正味が出る。過程が斜め線や曲線のサイクルでも、この「符号付き面積の総和=囲む面積」は変わらないので、複雑なサイクルほどこの流儀が安全である。
ポイント
- 正味の仕事=囲む面積
- 時計回り=外へ仕事
- 仕事があるのは体積が変わる過程だけ
よくある間違い
- した仕事 1200 J を正味と答える
- 定積の過程にも仕事を計上する
- 回る向きを見ずに符号を決める