物理 / 気体の熱力学

理想気体の状態方程式

★ 基礎状態方程式

問題

の理想気体を温度 、圧力 に保つ。このときの体積を求めよ。気体定数を とする。

P=1.0×10⁵ Pa2.0 mol300 KV=?
ピストンで圧力を一定に保った 2.0 mol の気体
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物質量 n が出てきたら状態方程式の出番。V について解いてから代入しよう。答えがおよそ何リットルになるかも見ておくと、常識的な検算ができる。

解答・解説

方針

PV=nRT を V について解いて代入: V=2.0×8.3×300/1.0×10⁵=4.98×10⁻²≈5.0×10⁻² m³。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ボイル・シャルルは「変化の前後」を比べる式だが、この問題はひとつの状態そのものを問うている。mol 数が与えられたら状態方程式の出番である。

公式理想気体の状態方程式: (: 物質量、)

① V について解いて代入する。

まとめ 。つまり 1 mol あたり約 25 L——「常温・大気圧の気体 1 mol はバケツ 2 杯半」という体感を持っておくと、桁ミスに自分で気づけるようになる(0 ℃ なら化学で習う 22.4 L に対応する)。

(約 50 L)

別解

ボイル・シャルルとの関係で見るルート。 状態方程式の右辺 を左に寄せると 。ボイル・シャルルの「 一定」の一定の正体が だったのである。

つまり状態方程式は、ボイル・シャルルに「気体の量()」の情報を書き加えた完全版で、mol 数が絡む問題・絡まない問題で 2 つの式を使い分ければよい。

ポイント

  • mol 数が出たら PV=nRT
  • 1 mol ≈ 25 L(300 K・大気圧)の体感
  • PV/T=一定 の正体は nR

よくある間違い

  • R の単位系と P・V の単位(Pa・m³)の不整合
  • 体積を L のまま代入する
  • n を掛け忘れる