物理 / 直流回路
ジュール熱で水を温める
問題
の電熱線に の電流を 分間流し、発生した熱をすべて の水に与えた。水の温度は何 K 上がるか。水の比熱を とする。
ヒントを見る
電気側の計算(ジュール熱)と熱側の計算(比熱)をつなぐ問題。単位の換算(分を秒に、g をそのまま比熱の単位に合わせる)を丁寧に行う。
解答・解説
方針
ジュール熱 RI²t(時間は秒に)→熱量の式 Q=mcΔT で温度上昇へ。電気と熱の橋渡し。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 電気の量()と熱の量()を、エネルギー保存が橋渡しする 2 段問題である。単位(分→秒)の換算だけ慎重に。
① ジュール熱。 :
② 温度上昇。
まとめ電気ポットや電気ケトルの設計計算そのものである(実際は容器や放熱で 1〜2 割逃げる)。物理基礎の熱の単元と電気の単元が、エネルギーという共通の量でつながる。ジュール熱は電気エネルギーが熱に変わったもの、と見れば、この型の問題はすべて同じ手順で解ける。
答
。
別解
電力から見積もるルート。 なので、毎秒 28 J の熱が出る。水 100 g を 1 K 上げるには 420 J、つまり15 秒で 1 Kのペース。300 秒なら 20 K。
「毎秒のペース×時間」の見積もりは、暗算の検算に向いている。実験中に「そろそろ 10 K 上がったはず」と予測しながら測る、実験者の頭の使い方でもある。
ポイント
- RI²t → mcΔT の 2 段
- 分→秒の換算
- エネルギーが共通の量
よくある間違い
- 時間を分のまま入れる
- 比熱の単位(g か kg か)を見ない
- I² を忘れて RIt とする