物理 / 直流回路

端子電圧のグラフから E と r を求める

★★ 標準内部抵抗グラフ

問題

ある電池の端子電圧 を、流す電流 を変えながら測ったところ、 のとき のとき であった(- グラフは直線)。この電池の起電力 と内部抵抗 を求めよ。

I [A]V [V]O(1.0, 1.4)(3.0, 0.60)1.03.0
端子電圧は電流の 1 次関数。切片と傾きに E と r が宿る
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V=E−rI は「切片 E・傾き −r の直線」。2 点あれば直線は決まる——傾きから r、どちらかの点を代入して E。グラフの切片(I=0)の意味も考えよう。

解答・解説

方針

V=E−rI は 1 次関数。2 点から傾き(−r)と切片(E)。r=0.80/2.0=0.40、E=1.8V。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 1 次関数——グラフの言葉に翻訳すれば「切片が 、傾きの大きさが 」。2 点の測定から直線を決めるだけの問題になる。

① 傾き(内部抵抗)。

② 切片(起電力)。 を代入:

(検算: ✓)

まとめ 切片 は「電流を流さないときの端子電圧=起電力」、横軸との交点 は「短絡電流の上限」——直線の両端に物理の意味が宿る。実験データからグラフの傾きと切片で物理量を読むのは、物理実験の最重要技能である(オームの法則・単振り子の - などすべて同型)。

より傾き :

別解

連立方程式で機械的に解くルート。 ——引き算して 。グラフを描かなくても 2 式の連立で同じ答えに着く。

グラフ法(視覚的・誤差がならせる)と連立法(速い)——データが 2 点なら連立、多数ならグラフで直線を引く、と使い分けるのが実験の作法である。

ポイント

  • V=E−rI は切片 E・傾き −r
  • 横軸交点=短絡電流 E/r
  • 傾きと切片で物理量を読む技能

よくある間違い

  • 傾きの符号を忘れ r を負にする
  • E を V の測定値そのものとする
  • 2 点の差の取り方を逆にする