物理 / 直流回路

メートルブリッジ

★★ 標準ブリッジ測定

問題

長さ の一様な抵抗線を使ったメートルブリッジで、既知抵抗 と未知抵抗 を測る。接点を抵抗線上で動かすと、左端から の位置で検流計が 0 を示した( は左側、 は右側)。 を求めよ。

0100 cm接点(40 cm)R=4.0 ΩRx=?G
メートルブリッジ。抵抗線上の接点を動かして平衡点を探す(電源は両端 0-100 cm 間)
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一様な抵抗線は「長さがそのまま抵抗の比」になる目盛り付き抵抗。ホイートストンブリッジの 4 つの抵抗のうち 2 つを、この線の左右の部分が務めている——平衡条件を長さの比で書き直そう。

解答・解説

方針

抵抗線の左右がブリッジの下 2 辺(抵抗∝長さ)。平衡のたすき掛けで R×l2=Rx×l1。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 メートルブリッジはホイートストンブリッジの実用版——4 抵抗のうち 2 つを「一様な抵抗線の左右の部分」で置き換えたものである。一様線では抵抗の比=長さの比( 共通)だから、平衡条件が長さで書ける。

① 平衡条件。 左側( と長さ 部分)、右側( 部分)で

② 解く。

まとめ ものさしで抵抗が測れる——「長さ∝抵抗」の翻訳が効いている。実験の精度を上げるには接点が中央付近(50 cm 近く)で平衡するよう を選ぶのがコツ(端に寄ると長さの読み取り誤差が拡大される)——器具の使いこなしまで問う出題がある。

一様な線の抵抗は長さに比例するので、平衡条件は

別解

平衡条件を電位で再導出するルート。 接点の電位は、抵抗線を に分圧した値。- 枝の中点の電位は の分圧。両者が等しい条件から ——基礎のブリッジで作った「分圧比がそろう」の論法がそのまま通る。

公式の暗記でなく、毎回この 3 行で作れることが応用力である。

ポイント

  • 一様線=長さがそのまま抵抗比
  • R/Rx=l1/l2
  • 中央付近で平衡させると高精度

よくある間違い

  • 長さの比を逆に取る
  • 40:60 を 40:100 とする
  • 線の全抵抗の値が要ると思い込む