物理 / 直流回路
直列と並列の電力配分
問題
と の抵抗について、(1) の電源に直列につないだときの各抵抗の消費電力 (2) の電源に並列につないだときの各消費電力 を求め、どちらの抵抗が多く消費するかをそれぞれ答えよ。
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電力の式は P=VI=I²R=V²/R の 3 つの顔。直列(I 共通)と並列(V 共通)で、比較に便利な顔が違う——共通の量が入った式を選ぶと、比例か反比例かが一目で分かる。
解答・解説
方針
直列は I 共通→P=I²R で R に比例。並列は V 共通→P=V²/R で R に反比例。共通量に合わせて公式の顔を選ぶ。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電力の 3 つの顔()は、共通量が入った顔を選ぶと比較が一瞬になる——直列は 、並列は 。
① 直列( 共通)。 :
大きい抵抗()が多く消費()。
② 並列( 共通)。
小さい抵抗()が多く消費()——直列と逆転する。
まとめ 「直列では大きい抵抗が、並列では小さい抵抗が熱くなる」——つなぎ方で主役が入れ替わる。100 W と 40 W の電球を直列につなぐと 40 W(抵抗大)の方が明るい、という有名なひっかけはこの逆転の応用である。公式の顔の選び方 1 つで、計算が比例の読み取りに変わる。
答
(1) で 、——大きい抵抗が多い (2) 、——小さい抵抗が多い(逆転)
別解
電球の直列ひっかけを実際に解くルート。 100 W 電球(100 V 定格、)と 40 W 電球()を 100 V に直列—— だから40 W 電球の方が明るく光る。定格の数字(並列前提)とつなぎ方(直列)の食い違いが逆転の種である。
定格表示は「その電圧を単独でかけたとき」の値——表示の前提条件まで読む習慣が、電力問題の落とし穴を全部塞ぐ。
ポイント
- 共通量入りの顔を選ぶ
- 直列は R 比例・並列は R 反比例
- 電球の直列ひっかけの種
よくある間違い
- どちらも P=V²/R で比べる
- 定格電力をそのまま比較に使う
- 電源電圧の違い(10 V と 6.0 V)を混同する