物理 / 直流回路
コンデンサーを含む回路(定常状態)
問題
起電力 の電池に と の抵抗を直列につなぎ、 に並列に のコンデンサーをつないだ。十分に時間がたった後の、(1) 回路を流れる電流 (2) コンデンサーの電圧と電気量 を求めよ。
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充電が終わったコンデンサーには、もう電流は流れ込まない——回路図から C の枝を消して(断線とみなして)残りを解く。C の電圧は「並列につながれた相手」と同じ。
解答・解説
方針
十分後=Cは満タンで電流 0=「無いもの」として抵抗回路を解く。C の電圧=並列相手の電圧。Q=CV。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 直流回路のコンデンサーは、十分時間がたてば満タン=電流 0。「C の枝は断線とみなして消す」——これが定常状態の第一手である。
① 電流。 C を消せばただの直列:
② コンデンサーの電圧と電気量。 C は と並列だから同じ電圧:
まとめ 手順は 2 段——「消して解く→並列相手の電圧を写す」。コンデンサーは電流の観点では消えるが、電圧はしっかり持っている(だからスイッチを切った後の放電問題につながる)。C の位置がどこでも「両端の電位差を回路から読む」だけ——電位の地図の読み取りがここでも効く。
答
(1) 定常状態ではコンデンサーに電流は流れず、 (2) (並列の と同じ)、
別解
なぜ電流が 0 になるかを追うルート。 スイッチを入れた直後、C は空(電圧 0)で勢いよく充電が始まる。たまるほど C の電圧が逆らい、流入は先細り——最終的に C の電圧が並列相手と釣り合った所で流入が止まる。「満タン=これ以上入らない」でなく「電圧が釣り合って押し込めない」が正確な理由である。
この充電の経過(指数関数的な減衰)は応用のグラフ問題で扱う——定常はその終着駅である。
ポイント
- 定常=Cの枝を消して解く
- C の電圧=並列相手の電圧
- 電流は消えても電圧は残る
よくある間違い
- C にも電流が流れるとして解く
- VC を電源の 12 V とする
- Q=CE と起電力を使う