物理 / 直流回路
倍率器(電圧計の測定範囲を広げる)
問題
内部抵抗 、最大 まで測れる電圧計がある。これで最大 まで測れるようにしたい。(1) 抵抗(倍率器)を電圧計にどうつなげばよいか。 (2) その抵抗の値を求めよ。
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本体には最大 1.0 V まで——全体に 10 V かかったとき、残りの 9.0 V をどこかに引き受けさせる。電圧を分け合う配線は直列か並列か。値は、直列=同じ電流の式で決まる。
解答・解説
方針
本体には 1.0V しかかけられない→残り 9.0V を直列抵抗に負担させる。同じ電流 1.0mA で R=(n−1)r=9.0kΩ。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 分流器の双対である——今度は「余分な電圧を引き受ける相棒」を直列に置く。
① つなぎ方。 直列。全体 10 V のうち、本体 1.0 V・倍率器 9.0 V と分担させる。
② 値。 本体がフルスケールのとき流れる電流は 。直列で同じ電流だから
まとめ 一般式は (今回 )。直列に大きな抵抗を足すので電圧計全体の抵抗は上がる()——「電圧計は抵抗が大きいほど良い」にも合致する。分流器=並列で電流を逃がす/倍率器=直列で電圧を引き受ける——対で整理すれば取り違えない。
答
(1) 直列につなぐ(本体に 1.0 V、残り 9.0 V を引き受けさせる) (2) 直列なので電流が等しい: 本体の最大電流 で
別解
電圧の比で速攻するルート。 直列の電圧は抵抗の比。 に分けたいから抵抗も ——本体 に対し 。分流器の「逆比」に対し、こちらは正比——並列と直列の分配則の対比そのものである。
比で出して式で検算——2 way が計器問題の作法である。
ポイント
- 電圧の肩代わりを直列に
- 同じ電流の式で決まる
- R=(n−1)r・全体の抵抗は上がる
よくある間違い
- 並列につなぐ(それは分流器)
- R=nr とする
- 本体の最大電流を出さずに詰まる