物理 / 直流回路
RC 回路の電流の時間変化(グラフ)
問題
起電力 の電池、 の抵抗、 のコンデンサー(電荷 0)を直列につなぎ、 でスイッチを入れた。(1) 直後の電流 と、最終的にコンデンサーに蓄えられる電気量 を求めよ。 (2) 電流 とコンデンサーの電気量 の時間変化のグラフの概形を描け(減り方・増え方の特徴も述べよ)。
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最初は空で勢いよく、たまるほど逆らう電圧が育って勢いが落ちる——「変化の速さが残りに比例する」タイプの曲線はどんな形になるか。I が減る形と Q が増える形は、鏡のように対応する。
解答・解説
方針
両端の値は 2 状態変換。形は「たまるほど押し込みにくくなる」→減衰は最初が急・後が緩(指数型)。I と Q のグラフは互いに裏返しの関係。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 両端の値は 2 状態変換で即決。間の形は「変化の速さが“残り”に比例する」という構造から決まる——最初が最も急で、どんどん緩やかになる指数型である。
① 両端の値。
② グラフの概形。 各瞬間の電流は ——たまるほど( が増えるほど)減る。
- -: から出発し、初めが最も急に、しだいに緩やかに 0 へ(下に凸の減衰)
- -: 0 から初めが最も急に立ち上がり、 へ漸近(上に凸の飽和)
まとめ は の増える速さそのものだから、 の接線の傾きが のグラフ——2 本のグラフは微分の関係で結ばれている。「残りに比例して減る」曲線は、放射性崩壊・気圧・コンデンサー放電——自然界の至る所に現れる指数関数の型である(時定数 による定量化は大学で)。
(1) 、 (2) は から始まりしだいに緩やかに 0 へ減衰(下に凸)、 は 0 から立ち上がり に漸近(上に凸)。どちらも「変化はどんどん遅くなる」
別解
初期の傾きで「もし減らなかったら」を見るルート。 もし のまま流れ続けたら、 に達する時間は 秒——実はこれが時定数 と一致する。「初期ペースで完了までの時間=時定数」という作図的な意味を知っていると、グラフの横軸の目盛りまで描ける。
ポイント
- 両端は 2 状態変換で即決
- 変化は残りに比例→指数型
- Q の傾きが I(微分の関係)
よくある間違い
- I が直線的に減るとする
- Q が S 字を描くとする
- I と Q の凹凸を逆にする