物理 / 直流回路

電球 2 個の直列(非直線抵抗の応用)

★★★ 応用非直線抵抗グラフ

問題

電流-電圧特性が表で与えられる同じ電球 2 個を直列にし、 の電源(抵抗なし)につないだ。流れる電流を求めよ。

電圧 V [V] 1.0 2.0 3.0 4.0
電流 I [A] 1.5 2.0 2.4 2.6
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2 個は同じ特性で、直列だから同じ電流が流れる——すると 2 個の電圧も同じはず(特性が同じだから)。全体 6.0 V をどう分け合うかが決まれば、あとは表を引くだけ。

解答・解説

方針

対称性: 同一素子の直列は同じ電流・同じ電圧→各 6.0/2=3.0 V。表を引いて 2.4 A。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 非直線でも対称性は使える——同じ素子に同じ電流が流れれば、特性曲線上の同じ点にいる=電圧も同じ。分圧が「等分」と分かれば、グラフ(表)を 1 回引くだけになる。

① 電圧の等分。 直列で電流は共通。同じ特性だから、同じ電流に対応する電圧も同じ:

② 表を引く。 の行から

まとめ 「非直線=負荷線」と条件反射する前に、対称性で分圧が確定するなら作図は不要——最短路の見極めである。もし電球が異なる 2 個なら等分できず、負荷線と「2 つの特性の合成曲線」の交点を探す本格戦になる(その処理も「同じ電流で電圧を足す=曲線の横方向の足し算」という原理でできる)。対称性→だめなら作図、の 2 段構えが非直線回路の戦略である。

同じ電球の直列なので電圧は等分され、各電球に 。表から

別解

合成特性で解き直して一致を見るルート。 直列 2 個の合成特性は「同じ を 2 倍」した曲線: 。電源 6.0 V(抵抗なし)の負荷線は垂直線 ——交点は ✓。

対称性の速解と、合成曲線の正攻法が同じ答えを出す——2 way の照合で、非直線の扱いに自信がつく。

ポイント

  • 同一素子の直列=電圧等分
  • 対称性→だめなら作図の 2 段構え
  • 合成特性は同じ I で V を足す

よくある間違い

  • 各電球に 6.0 V を当てて表を引く
  • 抵抗値を 1 点から出して比例計算する
  • 電流を 2 で割ってしまう