物理 / 直流回路

コンデンサー 2 個を含む回路

★★★ 応用コンデンサー定常状態

問題

起電力 の電池に と を直列につなぎ、 に並列に 、 に並列に をつないだ。十分に時間がたった後の、(1) 回路の電流 (2) 各コンデンサーの電気量 を求めよ。

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コンデンサーが 2 個に増えても、定常状態の作法は同じである。全部消して抵抗回路を解き、各 C に並列相手の電圧を写す。それぞれの並列相手はどの抵抗か、配線を指でたどって確認しよう。

解答・解説

方針

定常で C 2 個とも断線扱い→抵抗の直列で I と分圧。各 C は並列相手の電圧を写して Q=CV。

解答

⓪ 発想(どう考え始めるか) コンデンサーが何個あっても、定常状態の作法は「全部消して抵抗回路を解き、各 C に並列相手の電圧を写す」の 1 つだけである。

① 電流。 を消せば直列:

② 各コンデンサー。 分圧は 、:

まとめ検算: 。電圧の主導権は抵抗側にある(定常では抵抗の分圧がすべてを決め、C は「その電圧を写し取る記録係」)。容量の値は Q にだけ影響し、電圧の配分には一切関与しない。この非対称( は抵抗が決め、 は C が決める)が、C 入り回路の要点である。

答

(1) C は電流を流さないので (2) 、 より 、

別解

もし抵抗がなかったらと比べるルート。 電池に だけを直列につないだ場合は、電圧は容量の逆比( の逆で )になる。今回とは配分が逆になる。抵抗があるかないかで、電圧を決めるものが入れ替わる。抵抗があれば抵抗の分圧、なければ容量の逆比で決まる。2 つの型を対で覚えると、初見の回路でも主導権の所在から読める。

ポイント

  • 全 C を消して抵抗回路を解く
  • 各 C は並列相手の電圧を写す
  • V は抵抗が決め Q は C が決める

よくある間違い

  • 電圧を容量の逆比で配る(抵抗がある場合は誤り)
  • Q1=Q2 とする(直列 C の規則との混同)
  • C にも電流が流れ続けるとする