物理 / 平面内の運動
斜面への水平投射
問題
水平とのなす角 の斜面の上端の点 O から、水平に速さ で小球を投げ出した。小球は斜面に沿って離れ、やがて斜面上の点 P に落ちた。重力加速度の大きさを とする。(1) 投げてから P に達するまでの時間 (2) O から P までの水平距離 を求めよ。
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「斜面上に落ちる」を数式にすると、落下点の x と y のあいだに斜面の傾きで決まる関係が成り立つ、ということ。45° 斜面なら、その関係はとても簡単な式になる。
解答・解説
方針
O を原点に、水平 x・下向き y をとる。軌道は x=9.8t、y=4.9t²。斜面 45° 上の点は y=x を満たすので、2 式を連立して t を出す。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 斜面への投射は「着地点が斜面の式を満たす」という条件で解く。O を原点、水平に 、鉛直下向きに をとると、 下りの斜面は という直線である。放物線と直線の交点を求める構図になる。
① 運動の式。
② 斜面の条件 y=x を課す。
( は投げた瞬間の O 自身なので捨てる。)
③ 水平距離。
(このとき で確かに 。斜面に沿った距離なら 。)
まとめ 斜面はただの「幾何条件」として式に混ぜればよい。傾き の斜面なら条件は になる。 の解が混ざるのは出発点も斜面上にあるからで、意味を考えて捨てる。
答
(1) 秒 (2) ()
別解
比の関係で解くルート。 落下点では 。、 を入れると
という比が「時間に比例して軌道が寝ていく」ことを表している。一般の角度 でも と一気に出せる形で、覚え込むより導ける状態にしておきたい。
ポイント
- 斜面=幾何条件 y=x tanθ
- 放物線と直線の交点として解く
- t=0 の解は出発点(捨てる)
よくある間違い
- 斜面に沿う距離と水平距離を混同する
- y 軸の向き(下向き正)を忘れて符号が乱れる
- t=0 を答えに含めてしまう