物理 / 平面内の運動
最高点での速度と加速度
問題
地面から、水平とのなす角 の向きに速さ で小球を投げ出した。 とする。(1) 最高点での小球の速さ (2) 最高点での加速度の大きさと向き をそれぞれ答えよ。
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(1) 最高点で 0 になるのは速度の何成分か。(2) 空中にある間、小球にはたらく力は何か。力が決まれば加速度も決まる。「一瞬止まる」イメージに引きずられないこと。
解答・解説
方針
最高点では鉛直速度が 0 になり、水平成分 v₀cos30° だけが残る。加速度は重力によるものだけで、軌道上のどこでも 9.8 m/s² 下向き。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 最高点は「鉛直速度が 」の瞬間であって、静止する瞬間ではない。また加速度は力から決まる。空中では重力しかはたらかないから、加速度は場所によらず一定のはずである。
① 最高点の速さ。 鉛直成分は 、水平成分はずっと変わらず
向きは水平方向。
② 加速度。 空中の小球にはたらく力は重力だけ。よって
これは最高点に限らず、上昇中でも下降中でも同じである。
まとめ 「最高点で速度 ・加速度 」はどちらも誤り。速度は水平成分が残り、加速度は常に 下向き。速度(どう動いているか)と加速度(どう変わろうとしているか)は別の量、という区別がこの単元の核心である。
答
(1) (水平方向) (2) 、鉛直下向き(運動中どこでも同じ)
別解
速度ベクトルの変化で加速度を見るルート。 軌道上の各点で速度ベクトルを描くと、矢印は「右上向き → 水平 → 右下向き」となめらかに回る。この変化 はどの区間で見ても鉛直下向きで、1 秒あたり ずつ。
つまり加速度は常に鉛直下向きに 。b02 の「 から加速度を作る」見方が、放物運動でもそのまま生きている。
ポイント
- 最高点の速さ=水平成分(0 ではない)
- 加速度は常に g 下向き(最高点でも)
- 速度と加速度は別の量
よくある間違い
- 最高点で速度 0 と答える
- 最高点で加速度 0 と答える(重力は消えない)
- 加速度の向きを「進行方向」と答える