物理 / 平面内の運動

30°の斜方投射

★★ 標準斜方投射到達距離

問題

地面から、水平とのなす角 の向きに速さ で小球を投げ出した。重力加速度の大きさを とする。(1) 滞空時間 (2) 水平到達距離 をそれぞれ求めよ。

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「分解 → 鉛直で滞空時間 → 水平に掛ける」の型どおり。30° の分解では鉛直が半分、水平が √3/2 倍になる。

解答・解説

方針

分解して v₀y=9.8、vx=9.8√3=17.0。滞空時間 T=2v₀y/g=2.0 秒、R=vx T。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 型どおり進める。「分解 → 鉛直で時間 → 水平で距離」。 なので鉛直成分は半分、水平成分は 倍である。

① 分解する。

② 滞空時間。

③ 水平到達距離。

x [m]y [m]O19.6 m/s30°33.9
30° 投射。滞空 2.0 s、到達距離 17.0×2.0≈34 m

まとめ のときの滞空時間が 秒になるのは、「毎秒 減る初速 」だから上りに 秒、対称で下りにも 秒、という数の噛み合わせである。 は最後にまとめて掛けると誤差が出にくい。

(1) 秒 (2) 約 ()

別解

公式 R=v₀²sin2θ/g で検算するルート(得意な人向け)。 到達距離の一般式に直接入れると

分解ルートと一致する。一般式は便利だが、地面の高さが変わる問題(ビルからの投射など)には使えない。分解ルートを主、公式を検算、という役割分担が安全である。

ポイント

  • 30°: v₀y=v₀/2、vx=v₀√3/2
  • T=2v₀y/g
  • 一般式 R=v₀²sin2θ/g は同じ高さ限定

よくある間違い

  • sin と cos を逆にして滞空時間が √3 倍ずれる
  • √3 を早めに 1.7 で丸めて R=33 m 前後にぶれる
  • 一般式を高低差のある問題にも使ってしまう