物理 / 平面内の運動

崖からの水平投射

★★ 標準水平投射

問題

高さ の崖の上から、水平に速さ で小球を投げ出した。重力加速度の大きさを とする。(1) 落下時間 (2) 崖の下端から落下点までの水平距離 (3) 着地直前の速度の鉛直成分 をそれぞれ求めよ。

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手順は水平投射の基本どおり。44.1=4.9×9 に気づくと、時間の計算が暗算になる。

解答・解説

方針

h=½gt² から t、x=v₀t から水平距離、vy=gt から鉛直成分。基本の 3 点セットを桁に注意して回す。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 水平投射の 3 点セット(時間・水平距離・鉛直速度)を順に出す問題である。すべての出発点は鉛直方向の落下時間 という数の見え方が計算を軽くする。

① 落下時間。

② 水平距離。

③ 鉛直成分。

x [m]y [m]O20 m/s6044.1
崖 44.1 m(=4.9×3²)からの水平投射。t=3.0 s、水平 60 m

まとめ はそれぞれ落下 秒に対応する高さである()。この対応を頭に置いておくと、水平投射・自由落下の時間が見た瞬間に予想でき、検算にも役立つ。

(1) 秒 (2) (3) ()

別解

比で時間を出すルート。 落下距離は時間の 2 乗に比例する。 落ちるのに 秒だから、 はその 倍、時間は 倍で 秒。

「2 乗に比例する量は、比で処理すると平方根 1 回で済む」。数値がきれいな物理の問題では、この比の感覚が計算ミスを大きく減らす。

ポイント

  • 4.9t² の系列(4.9・19.6・44.1 は 1・2・3 秒)
  • 3 点セット: t→x→vy の順
  • 落下距離∝t²

よくある間違い

  • 44.1/9.8=4.5 から t=√4.5 と進める(½ を忘れている)
  • 水平距離に vy を使う
  • (3) で速さ(合成)を答えてしまう(聞かれているのは鉛直成分)