物理 / 平面内の運動
斜方投射の初速度の分解
問題
地面から、水平とのなす角 の向きに速さ で小球を投げ出した。初速度の水平成分と鉛直成分をそれぞれ求めよ。 とする。
ヒントを見る
斜め 30° の矢印を、底辺(水平)と高さ(鉛直)に分けた直角三角形を描こう。斜辺が 20。30° の三角形の辺の比を思い出せば、三角関数の表がなくても出せる。
解答・解説
方針
斜めの初速度を、水平 v₀cosθ と鉛直 v₀sinθ に分解する。30° の直角三角形の辺の比 1:2:√3 を使う。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 斜方投射も水平・鉛直に分解して扱う。その第一歩が初速度の分解である。斜辺 、水平とのなす角 の直角三角形を描けば、底辺が水平成分・高さが鉛直成分になる。
公式、
① 水平成分。
② 鉛直成分。
まとめ 分解してしまえば、水平は等速 、鉛直は初速 の投げ上げ、という 2 つの 1 次元運動になる。・・ の辺の比( と )は道具として即答できるようにしておく。
答
水平成分 ()、鉛直成分
別解
辺の比で出すルート(三角関数を使わない)。 の直角三角形の辺の比は、斜辺:高さ:底辺 。
斜辺が だから、高さ(鉛直)は 、底辺(水平)は 。・ の記号に不安があっても、三角形の比さえ覚えていれば同じ答えに着く。
ポイント
- vx=v₀cosθ、v₀y=v₀sinθ
- 30°: 比 2:1:√3、45°: 比 1:1:√2
- 分解後は 2 本の 1 次元運動
よくある間違い
- sin と cos を逆にする(水平が「底辺」=cos と図で確認)
- √3/2 を 1.5 などと誤る(√3=1.73 の半分で 0.865)
- 分解した後も斜めのまま式を立てようとする