物理 / 平面内の運動
速度の変化と平均の加速度
問題
東向きに で動いていた物体が、 秒後には北向きに で動いていた。この間の (1) 速度の変化 の大きさ (2) 平均の加速度の大きさ をそれぞれ求めよ。
ヒントを見る
ベクトルの引き算は「あとの速度から前の速度を引く」。2 本の矢印の始点をそろえて描くと、Δv がどの矢印になるかが見える。東向きと北向きは直角である。
解答・解説
方針
速度の変化は Δv=v₂−v₁ のベクトルの引き算。矢印の始点をそろえ、v₁ の先端から v₂ の先端へ引いた矢印が Δv。直角なので三平方で大きさが出る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 速度は向きを持つから、大きさが変わらなくても向きが変われば「速度は変化」している。変化量はベクトルの引き算 で求める。図で始点をそろえ、 の先端から の先端へ矢印を引けばそれが である。
① Δv の大きさ。 (西向き )と (北向き )は直角だから
② 平均の加速度。
公式平均の加速度 (向きは と同じ)
向きは の向き(西寄りの北、東から測って北へ回った側)である。
まとめ 加速度は「速度ベクトルの変化」から作る。この見方が、あとの円運動(速さ一定でも向きが変わるから加速度がある)の土台になる。 である。
答
(1) (2)
別解
成分で引き算するルート。 東を 、北を にとる。、。
大きさは 、加速度は で大きさ 。成分の引き算は作図より機械的で、斜めどうしでも間違えにくい。
ポイント
- Δv=v₂−v₁(ベクトルの引き算)
- 向きの変化も速度の変化
- 平均の加速度=Δv/Δt
よくある間違い
- 大きさだけ引いて 8.0−6.0=2.0 m/s とする
- Δv の向きを v₂ の向き(北)としてしまう
- v₁+v₂ の足し算で 10 を出して偶然合う(考え方が違うと次で崩れる)