物理 / 平面内の運動
変位ベクトルと平均の速度
問題
人が東へ 歩き、続けて北へ 歩いた。移動全体に 秒かかった。(1) 変位の大きさ (2) 平均の速度の大きさ (3) 平均の速さ をそれぞれ求めよ。
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出発点と到達点を結ぶ矢印を描いてみよう。東 30 と北 40 は直角をなすから、矢印の長さは三平方の定理で出せる。「速度」と「速さ」で分子に使う量が違うことに注意。
解答・解説
方針
変位は「出発点から到達点まで」の矢印で、道のりとは別物。直角に折れた移動なので三平方の定理で長さを出す。平均の速度は変位÷時間、平均の速さは道のり÷時間。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 平面の運動では、位置の変化をベクトル(矢印)で扱う。変位は「実際にたどった道」ではなく「出発点から到達点へ引いた 1 本の矢印」である。ここが道のりとの分かれ目になる。
① 変位の大きさ。 東 と北 は直角だから、三平方の定理で
② 平均の速度。 変位を時間で割る。
向きも含めていえば「北東寄り(東から北へ の向き)に 」である。
③ 平均の速さ。 こちらは道のり(実際に歩いた長さ)を割る。
まとめ 速度はベクトル(変位ベース)、速さはスカラー(道のりベース)。折れ曲がる移動では両者がずれる。 の直角三角形は平面運動の計算で何度も出てくるので、見た瞬間に と言えるようにしたい。
答
(1) (2) (3)
別解
成分で書くルート(得意な人向け)。 東を 、北を にとると、変位は 。大きさは 。
平均の速度はベクトルのまま で、大きさ 。成分で持っておくと、向きの計算()にもそのままつながる。
ポイント
- 変位=出発点から到達点への矢印(道のりと区別)
- 平均の速度=変位/時間、平均の速さ=道のり/時間
- 3:4:5 の直角三角形
よくある間違い
- 変位を 30+40=70 m としてしまう(それは道のり)
- 速度と速さを同じものとして (2)(3) に同じ値を書く
- 三平方を 30²−40² のように引き算する