物理 / 光
干渉縞から波長を測る
問題
ヤングの実験で、スリット間隔 、スリットからスクリーンまで のとき、明線の間隔が と測定された。この光の波長を求めよ。また、この実験がなぜ「波長の測定法」として優れているかを、測る量の大きさに注目して述べよ。
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公式を λ=… の形に並べ替えて代入する。後半は、直接測るとしたら 0.0006 mm を測ることになる——それが 3 mm の測定に置き換わっている、という「てこ」の構図を言葉にしよう。
解答・解説
方針
Δx=lλ/d を λ について解く。直接測れない波長を可測量に変換する構図を言語化する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 基礎の問題の逆問題である——縞の間隔(測れる量)から、波長(直接は測れない量)を逆算する。
① 波長を求める。
② 測定法としての優秀さ。 波長 は、ものさしでは絶対に測れない。しかし干渉が波長を 倍に拡大して 3.0 mm の縞にしてくれる——測れない量を、てこで測れる量に変換する装置になっている。
まとめ 「微小量そのものでなく、微小量が作る大きな模様を測る」——干渉測定の思想である。ニュートンリングで曲率半径を、くさび形で薄い紙の厚さを測るのも同じてこの使い方であり、現代では重力波検出器(数 km の干渉計で の伸縮を検出)にまで続いている。
。 の波長を、ものさしで測れる mm の縞に 5000 倍拡大して測定できる
別解
有効数字と誤差の目で見るルート。 縞 1 本の間隔を測るより、10 本分(30 mm)を測って 10 で割る方が誤差が減る——気柱の共鳴で「差を使う」のと同じ実験の知恵がここでも使える。
また の 3 つの測定量のうち、いちばん相対誤差が大きいのは小さな ——実験の精度は「いちばん苦しい測定」で決まる、という誤差伝播の感覚も、この式から養える。
ポイント
- λ=Δx·d/l の逆算
- l/d のてこで 5000 倍に拡大
- 縞 10 本まとめ測りで精度向上
よくある間違い
- d/l を逆にして 10⁻² m 級の答えを出す
- mm を m に直し忘れる
- 答えの桁が可視光でないのに気づかない