物理 / 光
凹レンズの像
問題
焦点距離 の凹レンズの前方 に物体を置いた。凹レンズでは焦点距離を として写像公式が使える。(1) 像の位置 (2) 倍率 (3) 像の種類 を答えよ。
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凹レンズは光を広げるレンズである。焦点距離に負号を付ければ、凸レンズと同じ公式がそのまま通用する。出てきた b の符号と大きさから、像の性格を読み取ろう。
解答・解説
方針
f を負にして同じ公式。1/b=−1/10−1/10=−1/5 → b=−5。凹レンズは常に正立縮小の虚像。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 凹レンズのために新しい公式を覚える必要はない。 に負号を付けるだけで写像公式がそのまま使える(これが符号の約束の利点である)。
① 像の位置。
② 倍率。
③ 種類。 で正立の虚像、縮小である。
まとめ凹レンズは物体をどこに置いても常に正立・縮小の虚像を作る(実像は決して作れない)。近視用の眼鏡は凹レンズである。遠くの物体の像をいったん手前(網膜より前に結んでしまう位置よりさらに手前の虚像)に作り直して、目のレンズに「近くの物」として見せる仕組みになっている。
答
(1) より (前方 5.0 cm) (2) 倍 (3) 正立の虚像(縮小)
別解
作図で確かめるルート。 凹レンズでは、光軸に平行な光線は「前方の焦点から出たかのように」広がって出る。(1) 平行光線→前方焦点からの延長線上に広がる、(2) 中心光線→直進。2 本の(延長の)交点は前方 5 cm、高さは半分で、計算と一致する。
凸との作図の違いは「平行光線の行き先」だけで、焦点を通るか、焦点から広がるように出るかが違う。この 1 点を覚えれば両レンズの作図が描ける。
ポイント
- f<0 で同じ公式
- 凹レンズは常に正立縮小の虚像
- 近視眼鏡の原理
よくある間違い
- f を正のまま計算する
- 凹レンズでも実像ができるとする
- b=−5 を後方 5 cm と読む