物理 / 波の伝わり方と音

2 点間の位相差

★★ 標準正弦波の式位相

問題

波長 の正弦波が 軸上を伝わっている。 軸上で 離れた 2 点の振動の位相差を求めよ。また、同じ波で位相差が (同位相)になるのは何 m 離れた 2 点か。

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「1 波長離れると位相はちょうど 2π ずれる(=同位相に戻る)」——これを換算レートとして、距離を位相に翻訳する。1.0 m は波長の何分の何か。

解答・解説

方針

1 波長=位相 2π の換算。Δx/λ の割合を 2π に掛ける。1.0 m は 1/4 波長→π/2。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 距離と位相の換算レートは「」である。距離が波長の何割かを見て、 にその割合を掛ければよい。

公式位相差:

① 1.0 m 離れた 2 点。

( 波長のずれ——片方が山のとき、もう片方は零点。)

x [m]yOPQ1.02.04.0
1.0 m(=λ/4)離れた 2 点 P・Q。P が山のとき Q は零点

② 位相差 2π の 2 点。

1 波長離れた点どうしは同位相(まったく同じ動き)である。

まとめ波長=空間の 1 周期、周期=時間の 1 周期、どちらも位相 」。この換算は干渉の言い換えにも直結する——経路差 (強め合い)とは位相差 (同位相)のこと。距離・時間・位相を自在に行き来できると、干渉・定常波・ドップラーの式がすべて 1 つの言葉でつながる。

位相差 になるのは (=1 波長)離れた 2 点

別解

時間差に翻訳するルート。 波の速さを仮に とすると、 先の点は 秒遅れで同じ動きをする。この遅れは周期の 倍——つまり位相で

速さ は途中で消える——位相差は距離と波長の比だけで決まることが、翻訳の過程から見て取れる。

ポイント

  • λ ⇔ 2π の換算レート
  • 1/4 波長=π/2
  • 経路差 mλ=位相差 2πm

よくある間違い

  • Δx/λ に π を掛ける(2π)
  • 度数(90°)と混在させる
  • 1 波長ずれを「逆位相」とする