物理 / 波の伝わり方と音
弦の共振(速さと基本振動数)
問題
長さ の弦を張力 で張った。弦の線密度は である。(1) 弦を伝わる波の速さ (2) 基本振動の振動数 (3) 2 倍振動(腹 2 個)の振動数 を求めよ。
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弦の問題は「速さ」と「形」の 2 部構成。速さは張力と線密度から、形(何個の腹が入るか)は両端が節という条件から決まる。基本振動の波長が弦の長さの何倍かをまず絵で確認しよう。
解答・解説
方針
v=√(90/10⁻³)=300。基本振動は λ=2L=1.0 m → f1=300 Hz。n 倍振動は n 倍。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 弦の共振は 2 つの独立な要素の掛け合わせである——速さ (材質と張力で決まる)と波長 (両端=節という幾何で決まる)。それぞれを出して で結ぶ。
① 速さ。
② 基本振動。 両端が節で腹 1 個——弦の長さは半波長分だから
③ 2 倍振動。 腹 2 個で :
まとめ 弦の振動数は ——基本振動数の整数倍しか鳴らない。ギターで音程を上げる 3 つの方法(短く押さえる ・強く張る ・細い弦 )が、この 1 本の式に全部入っている。
答
(1) (2) (3)
別解
「物差し」で波長を数えるルート。 定常波の節から節は 。両端が節の弦に腹が 個入るとき、弦の長さは だから
を入れれば全モードの波長が機械的に出る。「 の物差しを何本並べられるか」——気柱(閉管は 始まり)でも同じ数え方が通用する。
ポイント
- 速さ(材質)×形(幾何)の 2 部構成
- 基本振動 λ=2L
- fn=n·v/2L(整数倍の系列)
よくある間違い
- λ=L として基本振動を出す
- 2 倍振動で速さも変わるとする
- 張力を変える問いで f∝S と 1 次で効かせる