物理 / 波の伝わり方と音
ドップラー効果(両方が動く)
問題
振動数 のサイレンを鳴らす消防車が速さ で走り、その正面から観測者が速さ で近づいている。観測者が聞く振動数を求めよ。音速を とする。
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音源が動く効果(波長が縮む)と観測者が動く効果(多く受け取る)は独立に起こる。それぞれを分母・分子のどちらに置くかを考える。基礎の 2 問を合体させればよい。
解答・解説
方針
音源の効果(分母 V−vs)と観測者の効果(分子 V+vo)を同時に。360/320=9/8 で 675 Hz。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 音源の効果と観測者の効果は独立だから、2 つの式を合体できる。置き場所は「観測者は上(分子)、音源は下(分母)」、符号は「近づくなら高くなる向き」で決める。
公式ドップラー効果の一般形: (どちらも近づく向きを正)
① 代入する。
② 見通しと照合。 双方が近づくのだから、どちらか一方だけの場合より高いはずである。音源だけなら 、観測者だけなら 、両方で 。
まとめ符号の暗記に頼らず、毎回「近づく=高い」で分子分母の を決めるのがミスを防ぐ要である。極端な場合で確かめるのも有効である。 でも効果は打ち消し合わない()。「同じ速さなら相殺」という直感は誤りで、音源と観測者の効果はメカニズムが違うから非対称である。
答
別解
2 段階に分けて確かめるルート。 まず音源の効果だけ: 前方の波長 。次に、この波の中へ観測者が突っ込む: 波との相対速度 で
波長は音源が決め、受け取り率は観測者が決める。一般公式の分子・分母はこの 2 段階にそのまま対応している。
ポイント
- 観測者は分子、音源は分母
- 符号は「近づく=高い」で毎回決める
- 同速でも相殺しない(非対称)
よくある間違い
- 分子と分母の役を逆にする
- 同じ速さだから 600 Hz のままとする
- 相対速度 40 でどちらか一方の式だけ使う