物理 / 波の伝わり方と音

水面波の干渉

★ 基礎干渉

問題

水面上の 2 点 から、同位相・波長 の波が出ている。点 P は から から の位置にある。点 P では波は強め合うか、弱め合うか。

S₁S₂P1.5 m0.9 m
同位相の 2 波源。P までの距離の差で強弱が決まる
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2 つの波源からの距離の差(経路差)を計算し、それが波長の何倍かを調べる。整数倍なら山と山が重なって届く——半端(整数+半分)なら山と谷がぶつかる。

解答・解説

方針

干渉の判定は経路差。|d1−d2|=0.60=3×0.20=3λ → 同位相で到着し強め合う。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 干渉の判定はただ 1 つの量、経路差で決まる。2 つの波は同位相で出発するから、届くまでの距離の差がちょうど波長の整数倍なら、山と山がそろって到着する。

公式同位相の 2 波源の干渉: 経路差 で強め合い、 で弱め合い()

① 経路差を計算する。

② 波長と比べる。

よって P では強め合う

まとめ 「引いて、λ で割る」——たった 2 手の判定である。整数なら強め合い、 端数なら弱め合い、それ以外の中途半端なら中間の振幅。強め合う点の集まりは双曲線の模様(節線・腹線)を作る——その全体像は標準問題で扱う。

経路差 (波長の整数倍)なので強め合う

別解

遅れの時間で見るルート。 からの波は からの波より 分だけ早く着く。この差は周期の何倍か—— は時間にして ちょうど 3 周期分のずれ=位相のずれなしと同じである。

「距離の差→時間の差→位相の差」と翻訳する見方は、後の薄膜・光路差(光の干渉)でそのまま主役になる。

ポイント

  • 判定は経路差ただ 1 つ
  • mλ で強め合い、(m+1/2)λ で弱め合い
  • 距離差=位相差の翻訳

よくある間違い

  • 距離の和で判定する
  • λ/2 の整数倍と混同する
  • 逆位相の波源の場合の条件反転を忘れる