物理 / 波の伝わり方と音
水面波の干渉(総合)
問題
水面上の 2 点 (間隔 )から、同位相・波長 の波が出ている。(1) 強め合う線(腹線)は全部で何本か。 (2) から 、 から の点 P は強め合うか弱め合うか。 (3) 波長を少し長くしていくと、腹線の本数はどうなるか。
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(1) は上限 d の中に λ の目盛りがいくつ入るか。(2) は引いて λ で割る。(3) は (1) の不等式の λ を動かしてみる——分母が大きくなると何が起こるか。
解答・解説
方針
d/λ=4 → m=−4〜4 で 9 本。P は差 0.50=λ で腹。λ を大きくすると |m|λ≤d を満たす m が減る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 干渉の 3 点セット——本数は不等式、判定は割り算、変化は不等式の再読。すべて経路差 1 本の式から出る。
① 腹線の本数。 経路差の上限は 。 より
( は の外側の延長線上の直線。)
② P の判定。
③ 波長を長くすると。 条件 の右辺が小さくなるから、成立する が減る——腹線は本数を減らしながら間隔を広げていく( になると の中央線だけが残る)。
まとめ 「 が模様の細かさを決める」——波長が短い(振動数が高い)ほど縞は細かく本数が多い。これは光の干渉(ヤングの実験)で「赤より青の縞が細かい」ことにそのままつながる。数える・判定する・動かす、の 3 操作を 1 つの不等式で自在にできれば、干渉の計算は完成である。
(1) より の 9 本 (2) 経路差 で強め合う (3) 間隔 が減るので本数は減っていく
別解
線分上の定常波で (1)(3) を見るルート。 線分 上には定常波ができ、腹の間隔は 。中点は経路差 0 の腹で、長さ 2.0 m の線分に腹は中点±0.25 m 刻み—— 区間で腹 9 個=腹線 9 本 ✓。
波長を長くすると腹の間隔 が広がり、線分に入る腹の個数が減る——(3) の結論が「物差しの目盛りが粗くなる」絵で直感できる。
ポイント
- 本数=|m|≤d/λ の整数
- 判定=差を λ で割る
- d/λ が模様の細かさ
よくある間違い
- m=±4(延長線上)を数え落とす
- λ を長くすると本数が増えるとする
- 弱め合いの条件で数える