物理 / 剛体のつり合い
2 本の糸で吊るした棒
問題
長さ 、重さ の一様な棒 AB を、A から の点 P と、A から の点 Q に付けた鉛直な 2 本の糸で吊るし、水平に保った。P、Q の糸の張力 、 をそれぞれ求めよ。
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支えが 2 本とも糸になっただけで、b05・s01 と同じ型。距離を「片方の糸の位置から」測り直すことだけ、ていねいに。
解答・解説
方針
P まわりのモーメントで T_Q を出す(重心は P から 0.80 m、Q は P から 1.2 m)。力のつり合いで T_P。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 支えが「人の手」から「糸」に変わっても、力学の構造は b05 と同一である。片方の糸の作用点まわりでモーメント → 力のつり合い、の 2 段で解く。距離の測り直しが本問の実務のすべてになる。
① P からの距離を整理。 重心(棒の中央、A から )は P から
Q は P から 。
② P まわりのモーメント。
③ 力のつり合い。
まとめ 重心は Q 寄り(P から 、Q から )なので、近い Q の糸が 倍の力で支える——距離の逆比 が張力の比 にそのまま現れている。
答
、
別解
Q まわりで立てるルート。 Q まわりのモーメントのつり合いは、重心が Q から (A 側)だから
力のつり合いで 。P まわりと Q まわり、どちらから入っても 2 手で終わる。「重心がどちらの糸に近いか」を先に見て、大きい張力の側を予想してから計算すると、距離の取り違えに気づきやすい。
ポイント
- 糸 2 本でも b05 と同じ型
- 距離は基準の糸から測り直す
- 張力は重心からの距離の逆比
よくある間違い
- A からの距離のままモーメントを立てる
- 重心から Q までを 0.60 m と誤る(1.4−1.0=0.40)
- T_P と T_Q の大小が逆比と合わなくても見過ごす