物理 / 剛体のつり合い
両端で支えた棒(対称な場合)
問題
長さ 、重さ の一様な棒 AB の中央に、重さ のおもりを下げ、A 端と B 端を支えて水平に保った。A、B の支える力をそれぞれ求めよ。
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この配置には特別な性質がある。左右をそっくり入れ替えても同じ図になる(対称)。対称なら、2 つの支える力の関係はどうなっているはずか。
解答・解説
方針
棒の重心もおもりも中央にあり、左右対称。合計 70 N を半分ずつ支える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 棒は一様(重心が中央)で、おもりも中央。左右対称な配置では、対称な位置の力は等しい。 と最初から決められるので、力のつり合いだけで解ける。
① 力のつり合い。 下向きは棒の重さ とおもり 。
② 対称性で分ける。 より
まとめ 対称性に気づけばモーメントの式は不要になる。逆に、おもりが中央からずれた瞬間に対称性は崩れ、モーメントの式が必要になる(それが s01)。「対称かどうか」を最初に見る習慣は、剛体の問題全体で時間の節約になる。
答
どちらも
別解
モーメントで律儀に確かめるルート。 A まわりで
力のつり合いから 。対称性の答えと一致する。対称性は「モーメント計算の省略形」であって別の原理ではない、と確認できる。
ポイント
- 左右対称なら支える力は等しい
- 力のつり合いだけで解ける
- 対称性はモーメント計算の省略形
よくある間違い
- 棒の重さ 50 N を数え忘れて 10 N ずつとする
- おもりだけ半分にして棒の重さを片側に全部載せる
- 対称でない問題にもこの解き方を使ってしまう