物理 / 剛体のつり合い
一様な棒の一端を持ち上げる
問題
長さ 、重さ の一様な棒が床に置いてある。B 端を床につけたまま、A 端を鉛直上向きの力でゆっくり持ち上げる。持ち上げるのに必要な力の大きさを求めよ。
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棒の重さはどこにはたらくと考えればよいか。「一様な棒」という言葉が重心の位置を教えてくれている。回転の中心は床についている B 端。
解答・解説
方針
一様な棒の重さは中央(重心)に集中してはたらくとみなす。接地点 B まわりのモーメントのつり合いで F×1.6=40×0.8。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 広がりのある物体の重力は、重心に全重量が集中してはたらくとみなしてよい。一様な棒の重心は中央、つまり B から の点である。回転の支点は床に残る B 端。
重要一様な棒の重さは中央(重心)にはたらくとみなす
① B まわりのモーメントのつり合い。 持ち上げる力 (うで )と重力 (うで )がつり合うから
② 解く。
まとめ 重さの半分で持ち上がるのは、うでの長さが 2 倍だから。片側を持ち上げる作業(机・畳・丸太)はいつも半分の力で済む、という生活の知恵の物理版である。
答
別解
床の力も出して全体を見るルート。 持ち上げ中、B 端で床が棒を押す力 は、力のつり合いから
つまり重さ を、人と床が ずつ分担している。重心が真ん中にある限り、この分担は常に半々になる。A まわりのモーメント()でも同じ が出て、検算になる。
ポイント
- 重力は重心に集中してはたらくとみなす
- 一様な棒の重心は中央
- 片端を持ち上げる力は重さの半分
よくある間違い
- 重さ 40 N がそのまま必要と考える
- 重心を A 寄りや B 寄りに置いてしまう
- うでの長さを両方 1.6 m にする