物理 / 剛体のつり合い
支点の位置がずれた棒のつり合い
問題
長さ の軽い棒 AB を、A から の点 O で支える。A 端に重さ のおもりを下げたとき、B 端に何 N のおもりを下げれば棒は水平につり合うか。
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まず支点から両端までの距離をそれぞれ出しておこう。式の形はシーソーと全く同じになる。
解答・解説
方針
支点 O から A までは 0.40 m、B までは 0.60 m。O まわりのモーメントのつり合い 30×0.40=W×0.60。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 見た目は棒はかりだが、中身は b03 のシーソーと同じである。支点からの距離さえ正しく測れば、あとはモーメントのつり合い 1 本で終わる。
① 距離を整理する。 O から A まで 、O から B までは
② つり合いの式。 O のまわりで
③ 解く。
まとめ 「距離は必ず支点から測る」。棒の長さ をそのまま式に入れる誤りが最も多い。支点の位置が変われば同じおもりでもつり合う相手が変わる——これが棒はかり(さおばかり)の原理である。
答
別解
支点の力まで求めて全体を確かめるルート。 つり合ったとき、支点が棒を押し上げる力 は力のつり合いから
検算として A まわりのモーメントを見ると、時計回り 、反時計回り …ではなく、 と が等しく、確かにつり合う。どの点まわりで計算しても、つり合っていればモーメントの和は 0 ——この事実は検算の強い味方になる。
ポイント
- 距離は支点から測る
- 30×0.40=W×0.60
- どの点まわりでもモーメントの和は 0(検算に使える)
よくある間違い
- 棒の全長 1.0 m をうでの長さに使う
- O から B の距離を 0.40 m と取り違える
- 支点の力を求めずに検算できないままにする