物理 / 原子
水素スペクトル(バルマー系列)
問題
水素原子で電子が から の準位へ移るとき放出される光の波長を、リュードベリの式 ()を使って求めよ。リュードベリ定数を とする。
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式に n=3 を代入して 1/λ を計算し、逆数をとって波長を出す。1/4−1/9 を通分して 5/36。n=2 へ落ちる遷移(バルマー系列)は可視光になる——赤色の波長になることを確認しよう。
解答・解説
方針
リュードベリの式に n=3 を代入。1/4−1/9=5/36。逆数をとって波長。n=2への遷移(バルマー系列)は可視光。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 リュードベリの式は、水素の準位差から波長を直接与える公式——エネルギー準位 を波長の言葉に翻訳したものである。式に を代入する。
① 1/λ を計算する。
② 波長。
まとめ へ落ちる遷移をバルマー系列といい、すべて可視光になる(赤 紫)。 が赤( 線, 656 nm)、 が青緑……と、 が大きくなるほど短波長側に線が並ぶ。水素ガスを放電させると、この決まった波長の光(輝線スペクトル)が見える——星の光を分光すれば、そこに水素があると分かる(天文学の元素分析)。「=ライマン(紫外)、=バルマー(可視)、=パッシェン(赤外)」——落ちる先の準位で系列(波長域)が決まる。
答
。(赤色の可視光)
別解
エネルギー準位から直接計算するルート。 。——リュードベリの式と同じ答え。
リュードベリの式は から導かれる( に対応)——準位図と波長公式が同じ物理の 2 つの表現であることが確認できる。
ポイント
- 1/λ=R(1/4−1/n²)(バルマー)
- n→2 は可視光
- 落ちる先で系列(波長域)が決まる
よくある間違い
- 1/4−1/9 の通分ミス(5/36)
- 逆数を取り忘れて 1/λ を波長とする
- n²でなくnで計算する