物理 / 原子
光電効果のグラフからプランク定数
問題
ある金属に振動数 の光を当て、光電子の最大運動エネルギー を測ると、- グラフは直線になった。振動数 で 、 で であった。(1) この直線の傾きからプランク定数を求めよ。 (2) 仕事関数を求めよ。
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光電効果の式 Kmax=hν−W は、ν を横軸・Kmax を縦軸にすると傾き h・切片 −W の直線。2 点から傾きを出せば、それがプランク定数そのもの。切片(横軸との交点は限界振動数)から仕事関数も出る。
解答・解説
方針
Kmax=hν−W は傾きh・切片−Wの直線。2点から傾き=プランク定数、切片から仕事関数。物理定数をグラフの傾きで測る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 光電効果の式 は 1 次関数——- グラフの傾きが 、切片が 。実験グラフの傾きから、プランク定数という基本定数が測れる。
① プランク定数(傾き)。
② 仕事関数。 1 点を式に代入:
まとめ 「グラフの傾き=h(金属によらず一定)、切片=仕事関数(金属ごとに違う)」——ミリカンはこの実験でプランク定数を精密に測った。傾きがどの金属でも同じ()であることが、 の普遍性の証拠である。物理実験の王道「グラフの傾き・切片から物理量を読む」(内部抵抗の - グラフ、単振り子の - と同型)が、量子物理の根幹の定数測定に使われている。
答
は直線。(1) 傾き (2)
別解
限界振動数から仕事関数を出すルート。 グラフの横軸切片(= となる振動数)が限界振動数 。この実験の直線を延長して を読み、 で仕事関数を出してもよい。傾きから 、横軸切片から (→)——グラフ 1 本から 2 つの量が読める。
「傾きと切片(縦・横)から複数の量を読む」——1 本の直線に含まれる情報を余さず使うのが、実験グラフ解析の要である。
ポイント
- Kmax=hν−W は直線
- 傾き=h(金属によらず)、切片=−W
- 傾きからプランク定数を測る
よくある間違い
- 傾きの計算で ΔK と Δν を逆にする
- 切片をそのまま W とする(−W)
- 傾きが金属で変わると考える