物理 / 原子
ド・ブロイ波長
問題
速さ で運動する電子(質量 )の物質波(ド・ブロイ波)の波長を求めよ。 とする。
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光が粒子(光子)の性質を持つように、電子など粒子も波の性質を持つ——その波長が λ=h/(mv)。運動量 mv(または p)で割るだけ。答えが原子サイズ(10⁻¹⁰ m 程度)になることに注目。
解答・解説
方針
ド・ブロイ波長 λ=h/(mv)=h/p。粒子も波の性質を持つ(波と粒子の二重性)。運動量が大きいほど波長が短い。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 光が粒子性を持つなら、逆に粒子も波の性質を持つ(ド・ブロイの大胆な発想)——その波長が 。運動量 で割る。
公式ド・ブロイ波長: (運動量が大きいほど短い)
① 代入する。
まとめ 電子の波長は (原子サイズ)——だから電子は原子や結晶によって回折・干渉する(波の証拠)。実際、電子線を結晶に当てると回折模様が現れ(電子回折)、物質波が実在することが確かめられた。この波長が原子サイズだからこそ、電子顕微鏡は光(可視光は )よりずっと細かいものを見られる。「粒子も波」という二重性が、量子力学の土台である。日常の物体( が巨大)は波長が極端に短く波動性が見えない。
答
別解
なぜ日常では波に見えないかのルート。 質量 、速さ の物体なら ——原子核()よりはるかに小さく、波動性は絶対に観測できない。
「波長 」だから、軽い粒子(電子)ほど波長が長く波らしく、重い物体ほど波長が短く粒らしい——二重性はいつでもあるが、 の大小で「どちらの顔が見えるか」が決まる。
ポイント
- λ=h/(mv)=h/p
- 電子の波長は原子サイズ
- 軽い粒子ほど波動性が見える
よくある間違い
- λ=mv/h と逆にする
- 運動量でなく速さだけで割る
- 答えの桁(10⁻¹⁰)を見誤る