物理 / 円運動と万有引力
高度のある円軌道の衛星
問題
地球の中心から半径 ( は地球の半径)の円軌道を回る人工衛星の速さを求めよ。地表の重力加速度を 、 とし、 の関係を用いてよい。
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b12 と同じ運動方程式を、半径 r の一般の軌道で立てる。GM を gR² に置き換えると、地表の量だけで書ける。r=2R を入れて計算しよう。
解答・解説
方針
万有引力が向心力: GMm/r²=mv²/r → v=√(GM/r)。GM=gR²、r=2R を代入して v=√(gR/2)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 高度のある軌道でも、原理は b12 と同じ「万有引力=向心力」。ただし引力は距離とともに弱まる()ので、遠い軌道ほど遅い速さでつり合う。
① 運動方程式。
② GM=gR² と r=2R を代入。
まとめ 第 1 宇宙速度 の 倍である。——高い軌道ほどゆっくり回る(そのくせ周期はさらに長い)。この関係が、次のケプラーの法則(s10・s12)の力学的な根っこになっている。
答
(第 1 宇宙速度の )
別解
その高さでの重力加速度から考えるルート。 での重力加速度は 。
この が向心加速度だから 、つまり ——同じ答えになる。「距離 2 倍で重力 1/4」を経由する読み方は、逆 2 乗則の感覚を確かめるのにも良い。
ポイント
- GMm/r²=mv²/r → v=√(GM/r)
- GM=gR² の置き換え
- 高い軌道ほど遅い(v∝1/√r)
よくある間違い
- r=2R を高度(地表から 2R)と混同する
- √ の中の 2 の位置を誤り 11 km/s 系の値を出す
- 引力の r² と向心力の r を混同して整理を誤る