物理 / 円運動と万有引力
エレベーター内の体重計
問題
質量 の人が、体重計に乗ってエレベーターに乗っている。エレベーターが上向きに加速度 で上昇しているとき、体重計が示す値(人が体重計を押す力の大きさ)を求めよ。また、それは静止時の何倍か。重力加速度の大きさを とする。
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人と一緒に動く立場では、下向きの慣性力 ma が加わって「重力が強くなった」ように感じる。体重計が押し返す力(=表示)は、その見かけの重さとつり合う。
解答・解説
方針
上向き加速中は、見かけの重力が g+a に増える。N=m(g+a)=40×12.25=490 N。静止時 mg=392 N との比は 1.25。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 上向きに加速するエレベーター内では、下向きの慣性力 が加わり、見かけの重力は に増える。体重計の表示=人が台を押す力=台が人を押す垂直抗力 で、これが見かけの重さとつり合う。
① 車内の立場でつり合い。
② 静止時との比較。 静止時は 。
まとめ エレベーターの上昇開始で体が重く感じるあの瞬間が である。逆に下向き加速(下降開始・上昇の減速)では に軽くなり、自由落下()では 0=無重量状態。「見かけの重力 」の 1 本で、エレベーター系の問題はすべて片づく。
答
()、静止時()の 倍
別解
地上から運動方程式で解くルート。 人にはたらく力は重力 (下)と垂直抗力 (上)。上向きを正として
慣性力を使わなくても 1 行で出る。「表示=垂直抗力」という読み替えさえできれば、どちらの立場でも同じ答えである。
ポイント
- 上向き加速: N=m(g+a)
- 下向き加速: N=m(g−a)、自由落下で 0
- 表示=垂直抗力
よくある間違い
- 上昇中はいつでも重いと考える(等速なら mg のまま)
- N=ma だけにする
- kg 表示と N 表示を混同する