物理 / 円運動と万有引力
第 1 宇宙速度
問題
地表すれすれの円軌道を回る人工衛星の速さ(第 1 宇宙速度)を求めよ。地球の半径を 、重力加速度の大きさを とする。
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地表すれすれの衛星にとって、向心力の正体は重力そのもの。円運動の運動方程式 mg=mv²/R を立てると、m が消えて v が出る。
解答・解説
方針
重力 mg がそのまま向心力になる円運動。mg=mv²/R から v=√(gR)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 地表すれすれを回る衛星は、重力を向心力として使い切って落ち続けながら回っている。運動方程式は重力=向心力の 1 本である。
① 運動方程式。
② 数値を入れる。
約 7.9 km/s(時速 2.8 万 km)。
まとめ これより遅いと地面に落ち、これで水平に投げ出せば「落ち続けても地面が先に曲がって逃げる」——軌道に乗る。ニュートンが『プリンキピア』で描いた「山頂から砲弾を打つ思考実験」の答えがこの である。 という組み合わせは、 を使えば とも書ける。
答
(約 )
別解
周期を出して実感するルート。 この衛星の周期は
国際宇宙ステーション(高度 400 km)の周期が約 90 分なのはこの計算に対応する。1 時間半で地球 1 周——第 1 宇宙速度のスケール感を、周期でも持っておくとよい。
ポイント
- mg=mv²/R(重力が向心力)
- v=√(gR)≈7.9 km/s
- 周期は約 85 分
よくある間違い
- √ を忘れて 6.3×10⁷ と答える
- R に高度を足すべき問題と混同する(本問はすれすれ)
- 第 2 宇宙速度(脱出)と混同する