物理 / 円運動と万有引力
ケプラーの第 3 法則
問題
太陽のまわりを回る 2 つの惑星 A、B がある。B の軌道半径(軌道長半径)は A の 倍である。B の公転周期は A の何倍か。
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周期の 2 乗が軌道半径の 3 乗に比例する、という法則を使う。4 の 3 乗はいくつか。その平方根が答えになる。
解答・解説
方針
ケプラーの第 3 法則 T²∝a³。半径 4 倍なら T²は 64 倍、T は 8 倍。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 惑星の周期と軌道の大きさを結ぶのがケプラーの第 3 法則である。遠い惑星ほど、距離の増え方以上に周期が長くなる(道のりが長いうえに、速さも遅くなるから)。
定理ケプラーの第 3 法則: (: 軌道長半径。同じ中心天体を回る天体どうしで共通)
① 比で計算する。
B の周期は A の 8 倍。
まとめ 「半径 4 倍 → 周期 8 倍」は という2 乗 3 乗の比の計算である。実際の太陽系でも、火星(軌道 1.5 倍)の周期は 1.9 年、木星(5.2 倍)は 11.9 年と、この法則どおりに並ぶ。楕円軌道では「半径」の代わりに軌道長半径 を使うことも、言葉として押さえておく。
答
倍
別解
力学から出どころを見るルート(円軌道)。 万有引力が向心力だから …整理すると
が導かれ、比例定数は中心天体の質量 だけで決まる。ケプラーの法則は観測から見つかった経験則だが、ニュートン力学から導出できる——物理の統一のドラマがこの 1 行にある。
ポイント
- T²∝a³(同じ中心天体で共通)
- 半径 4 倍 → 周期 4^{3/2}=8 倍
- 力学から導出できる
よくある間違い
- T∝a として 4 倍と答える
- T²∝a² など指数を取り違える
- 中心天体が違う軌道どうしで比べる