物理 / 円運動と万有引力
重力加速度を万有引力から導く
問題
地球の質量を 、半径を 、万有引力定数を とする。地表付近の物体(質量 )にはたらく万有引力から、重力加速度の大きさ を求めよ。
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地表の物体が受ける万有引力を書き、それが「重力 mg」と同じものだと考える。等式を作ると、物体の質量 m はどうなるか。残った式に数値を入れてみよう。
解答・解説
方針
地表の物体への引力 GMm/R² が重力 mg に等しいと置くと、m が消えて g=GM/R²。数値を入れると 9.8 が再現される。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 ふだん使っている重力 の正体は、地球全体からの万有引力である。2 つの表現を等しいと置けば、 が地球の質量と半径で書けるはずだ。
① 等式を立てる。
両辺の が消えて
( が消える=重力加速度は落ちる物体の質量によらない。)
② 数値を代入する。
まとめ 教わってきた が、地球の質量・半径・ の 3 つから計算で再現できた。 は、これ以降の人工衛星・脱出速度の計算で「」という便利な置き換えとして何度も使う、この単元の要の式である。
答
別解
月でも使えることを確かめるルート。 同じ式に月の質量 、半径 を入れると ——地球の約 が出る(a07 で詳しく)。
は地球専用の式ではなく、どの天体でもその表面重力を与える公式である。式の適用範囲の広さごと覚えておきたい。
ポイント
- mg=GMm/R² から g=GM/R²
- m が消える(質量によらず同じ g)
- GM=gR² の置き換えが以後の要
よくある間違い
- R² を R のままにして桁が大きくずれる
- m が消えることに気づかず m を探し続ける
- 指数の引き算 10¹³/10¹² を誤る