物理 / 円運動と万有引力

振り子の傾きから加速度を測る

★★★ 応用慣性力

問題

一定の加速度で水平に走る電車の中で、天井からつるした質量 の小球が、鉛直から 傾いて静止して見えた。、重力加速度の大きさを とする。(1) 電車の加速度の大きさ (2) 糸の張力 をそれぞれ求めよ。

37°a=?0.20 kg
傾き 37° から電車の加速度を逆算する(振り子=加速度計)
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これまで「加速度→傾き」を計算してきたが、今度は「傾き→加速度」の逆読み。tanθ=a/g をひっくり返すだけで、振り子が加速度計に変わる。tan37°=0.60/0.80 で出せる。

解答・解説

方針

b07・s04 の逆問題。tanθ=a/g を a について解く。張力は鉛直成分のつり合い Tcosθ=mg から。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 という関係は、角度を測れば加速度がわかるという逆向きの読み方ができる。ぶら下げた振り子は、そのまま加速度計になるのである。

① 加速度。

② 張力。 鉛直方向のつり合い より

まとめ 検算として s04 の別ルート ✓()。スマートフォンの加速度センサーも原理はこの「傾き・変位から加速度を逆算する」仕組みで、吊るした重りが最古の加速度計だったと言える。

(1) (2)

別解

見かけの重力で一気に見るルート。 傾き は「見かけの重力が鉛直から 傾いた」こと。見かけの重力加速度の大きさは 、その水平成分が電車の加速度

張力は 。「見かけの重力」1 本で 2 問とも片づく整理法である。

ポイント

  • a=g tanθ(振り子は加速度計)
  • T=mg/cosθ=m√(g²+a²)
  • 4:3:5 の三角形で検算

よくある間違い

  • a=g sinθ とする
  • 張力を mg cosθ と掛けてしまう(割る)
  • 37° の sin と cos を取り違える