物理 / 円運動と万有引力

低軌道衛星の周期

★★★ 応用人工衛星周期

問題

地表すれすれの円軌道を回る人工衛星の周期を求めよ。地球の半径を 、重力加速度の大きさを とする。

地球速さ v1 周 T=?
地表すれすれの円軌道を回る人工衛星の 1 周を考える
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周期は「円周 ÷ 速さ」。速さは第 1 宇宙速度 √(gR) だった。式を整理すると √(R/g) という組み合わせが現れる——単位を確かめると確かに時間になっている。

解答・解説

方針

b12 の v=√(gR) を使って T=2πR/v=2π√(R/g)。あるいは mg=mrω² から ω=√(g/R)。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 速さがわかっている円運動の周期は で出る。地表すれすれ軌道の速さは第 1 宇宙速度 (b12)だから、代入して整理するだけである。

① 周期の式。

② 数値を入れる。

85 分

まとめ 国際宇宙ステーション(高度約 400 km)の実際の周期は約 92 分——地表すれすれの理論値 85 分に高度の分だけ上乗せされた値である。 という形は、次の単元の単振動の周期( など)と同じ「」の家族で、振動と円運動の親戚関係を予告している。

(約 分)

別解

角速度から出すルート。 運動方程式 より

速さを経由するか角速度を経由するか。 で結ばれた 2 つの道はいつでも同じ答えに合流する。

ポイント

  • T=2πR/v=2π√(R/g)
  • 約 85 分(ISS の 92 分に対応)
  • 2π√ の形は単振動の周期と同族

よくある間違い

  • √(g/R) と逆にして周期が秒未満になる
  • 分に直すのを忘れて概数の感覚を持てない
  • 静止衛星の 24 時間と混同する