物理 / 電磁誘導と交流

コンデンサーの容量リアクタンス

★★ 標準交流リアクタンス

問題

電気容量 のコンデンサーに、角周波数 の交流を加えた。(1) 容量リアクタンス を求めよ。 (2) このコンデンサーが高い周波数と低い周波数のどちらの交流をよく通すかを述べよ。 とする。

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コンデンサーの交流に対する抵抗もどきが XC=1/(ωC)。分母に ω があるので、周波数が高いほど XC は小さい——つまり高周波を通しやすい。コイル(高周波を遮断)とちょうど逆。

解答・解説

方針

容量リアクタンス XC=1/(ωC)。周波数が高いほど小さい(通しやすい)。コイルと逆の周波数特性。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 コンデンサーの容量リアクタンス は、コイル()と分母・分子が逆——だから周波数特性も逆になる。

公式容量リアクタンス: (周波数が高いほど小さい)

① リアクタンス。

② 周波数特性。 は周波数が高いほど小さい高い周波数をよく通す。コイルとは逆。

まとめ コンデンサーは「高周波を通し、直流を遮断」(=断線、これは直流回路で「十分後のコンデンサーは断線」と一致)。コイル(低周波を通す)とコンデンサー(高周波を通す)の逆の特性が、スピーカーのネットワーク回路(低音はコイル経由でウーファーへ、高音はコンデンサー経由でツイーターへ)などに使われる。電流の位相はコンデンサーでは電圧より 進む(コイルは遅れる——逆)。「コイルとコンデンサーは何もかも逆」と覚えると整理できる。

(1) (2) 高い周波数をよく通す( が小さくなるため)。コイルとは逆

別解

直流の極限で断線を確かめるルート。 (直流)で ——直流を通さない(断線)。これは直流回路の「十分時間後のコンデンサーは電流を通さない」と完全に一致する。交流でも周波数が低いほど通しにくい。

「直流回路で学んだコンデンサーの振る舞い(十分後=断線)」が、交流の ()と地続き——直流と交流が 1 つの式でつながる。

ポイント

  • XC=1/(ωC)(高周波ほど小)
  • 高周波を通し直流を遮断(コイルと逆)
  • 位相は電圧より進む(コイルは遅れる)

よくある間違い

  • XC=ωC と誤る
  • 低周波を通すとする(コイルと混同)
  • 位相を遅れると誤る