物理 / 電磁誘導と交流
変圧器の電流(電力保存)
問題
前問の変圧器(1 次 、2 次 )で、1 次側に の電流が流れている。エネルギー損失がないとして、2 次側に流れる電流を求めよ。
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理想の変圧器は電力を損なわない——1 次側で受け取った電力が、そのまま 2 次側に出る。電圧が 1/5 に下がったなら、電力を保つには電流はどうなるか。
解答・解説
方針
損失なし→1次と2次の電力が等しい: V1 I1=V2 I2。電圧が下がった分、電流が増える。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 理想の変圧器は電力を損なわない——「1 次で受けた電力=2 次で出す電力」。電圧が下がったぶん、電流が増えて帳尻を合わせる。
公式電力保存: (理想変圧器)
① 代入する。
まとめ 電圧が に下がった変圧器では、電流は 倍になる——電圧と電流はシーソー(積=電力が一定)。つまり変圧器は「電圧を上げると電流が下がり、下げると電流が上がる」。この性質が送電の鍵: 発電所からは超高電圧・小電流で送る(電流が小さいほど送電線の 損失が小さい——応用で扱う)。 という電力保存が、電圧・電流・巻数のすべてを結ぶ。
答
電力保存 より
別解
巻数比で電流を書き直すルート。 と を組み合わせると ——電流は巻数に反比例(電圧は比例だったのと逆)。今回 より 。
「電圧は巻数比、電流は逆比」——2 つをセットで覚えると、変圧器の問題はどの量を問われても即答できる。
ポイント
- V1 I1=V2 I2(電力保存)
- 電圧と電流はシーソー(積が一定)
- 電流は巻数に反比例
よくある間違い
- 電流も電圧と同じ比で変わるとする
- 電力が変わると考える
- 巻数比を電流にそのまま使う(逆比)