物理 / 電場と電位
充電で電池がする仕事と発生する熱
問題
起電力 の電池で、 のコンデンサー(はじめ電荷 0)を抵抗を通して充電した。(1) 電池がした仕事 (2) コンデンサーに蓄えられたエネルギー (3) 抵抗で発生した熱 を求めよ。
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電池は最初から最後まで一定の 100 V で電荷を押し出す——仕事に ½ は付かない。コンデンサー側は 0 V から徐々に上がるので ½ が付く。差はどこへ消えたか。
解答・解説
方針
電池の仕事=運んだ電荷×一定の起電力=QV(½ なし)。コンデンサーは ½QV。差の半分が必ず熱。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電池とコンデンサーで仕事の計算式が違う——ここが問題の核心である。電池は常に一定の 100 V で電荷を送る(½ なし)、コンデンサーは 0 から徐々に電圧が上がる(½ あり)。
① 電池の仕事。 電荷 を一定の起電力で運んだ:
② コンデンサーのエネルギー。
③ 熱。 エネルギー保存より
まとめ 「電池の仕事の半分しか蓄わらず、半分は必ず熱になる」——しかも抵抗の値によらない(抵抗が小さければ大電流が短時間、大きければ小電流が長時間流れ、熱の総量は同じ)。- グラフで見れば、長方形(=電池)と三角形(=コンデンサー)の差の三角形が熱——面積の絵で覚えるのが確実である。
答
(1) (2) (3) (ちょうど半分が熱になる)
別解
Q-V グラフの面積で見るルート。 横軸 Q・縦軸 V で、電池は高さ 100 V の水平線(長方形の面積 )、コンデンサーの端子電圧は原点からの直線(三角形 )。2 つの図形の間の三角形が、各瞬間に抵抗へ落ちた電圧×電荷=熱の総量である。
「半分は必ず失う」は交流回路や RC 回路でも顔を出す重要な事実——面積の絵 1 枚で携帯しておきたい。
ポイント
- 電池は QV(½ なし)、コンデンサーは ½QV
- 差の半分は必ず熱(抵抗値によらない)
- Q-V の長方形と三角形の差
よくある間違い
- 電池の仕事にも ½ を付ける
- 熱を 0 とする
- 抵抗が小さければ熱も減るとする