物理 / 電場と電位

コンデンサーの直列接続

★★ 標準コンデンサー接続

問題

のコンデンサーを直列につなぎ、 の電池に接続した(はじめ電荷はない)。(1) 合成容量 (2) 各コンデンサーの電気量と電圧 を求めよ。

100 VC₁C₂島(電荷の和 0)
直列接続。挟まれた「島」の電荷保存から Q 共通が出る
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直列の 2 つのコンデンサーに挟まれた部分(島)は、どこにもつながっていない——最初の電荷 0 が保たれる。すると上の極板に +Q が来たら島はどう帯電するか。「Q が共通」が見えれば、あとは V=Q/C の分配。

解答・解説

方針

直列=電気量共通(間の島は電荷保存で ±Q)。合成は逆数和。電圧は容量の逆比 3:2。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 直列の急所は「間の島」の電荷保存である。 の下極板と の上極板は外と絶縁された島——最初 0 だった電荷の和は 0 のまま。 の上に が来ると島は に分極し、結局全部のコンデンサーに同じ が並ぶ。

① 合成容量。 より

公式直列接続: (電気量共通・逆数和)

② 電気量と電圧。

まとめ直列=電荷共通・電圧は容量の逆比」( だから は容量 の逆)——小さい容量ほど大きな電圧を引き受ける。島の電荷保存という 1 つの原理から、公式も分配則も全部導けた——応用のスイッチ回路でもこの「島に注目」が主役になる。

(1) より (2) 電気量は共通

別解

間隔を足す絵で見るルート。 同じ面積の平行板なら、直列は極板間隔を に伸ばした 1 つのコンデンサーと同じ( が足される→容量は逆数和)。並列=面積の和、直列=間隔の和——平行板の式 1 本に両公式が畳み込まれている。

電圧の逆比分配も「同じ電場ではなく同じ Q(同じ電気力線の本数)が両区間を貫き、長い区間ほど電位差が大きい」と絵で言える。

ポイント

  • 島の電荷保存→Q 共通
  • 1/C=1/C1+1/C2(間隔を足す)
  • 電圧は容量の逆比

よくある間違い

  • 和にする(並列と混同)
  • 電圧を容量比で分配する
  • 逆数和の逆数を取り忘れる