物理 / 電場と電位
電位差による加速(エネルギー保存)
問題
質量 、電荷 の小球を、電位 の点に静かに置いたところ、電場から力を受けて動き出した。電位 の点を通過するときの速さを求めよ(重力は無視する)。
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電子の加速(基礎)とまったく同じ型で、スケールがマクロになっただけだ。位置エネルギー qV の減りが運動エネルギーになる、とエネルギー保存を 1 行で書こう。
解答・解説
方針
電位差 300 V で qV=6.0×10⁻⁴ J の仕事→全部運動エネルギー。v=√(2K/m)=2.0 m/s。
解答
⓪ 発想(どう考え始めるか) 「電位の坂を転がり落ちる」問題は、途中の力や加速度を追わずエネルギー保存 1 本で結ぶ。落体を で解くのと同じ方針である。
① エネルギー保存。
② 速さ。
まとめ電場が一様か複雑かに関係なく、始点と終点の電位差だけで答えが出る。静電気力が保存力だからである。 と 、 は同じ表に並ぶ。力学のエネルギー保存の表に「電気の位置エネルギー 」という 1 列が加わった、と整理するのが見通しがよい(重力もはたらく問題では と を並べて書くだけ)。
答
より
別解
電子の加速との縮尺比較ルート。 同じ 300 V でも、電子()なら 級、この小球()は になる。質量は 26 桁違うが電荷も違うので、速さの差は の比で決まり、7 桁ほどになる。
「同じ式・違うスケール」を並べて見ると、比電荷 という量が速さを決めていることが分かる。原子分野では、電子の比電荷の測定が重要になる。
ポイント
- エネルギー保存 1 本(途中は見ない)
- qV は mgh と同じ列に置く
- v∝√(q/m)(比電荷)
よくある間違い
- 2 を落として √(qV/m) とする
- 力と加速度から等加速度で解こうとして迷子になる
- 電位と電位差を取り違える