物理 / 電場と電位

電場の重ね合わせ(±Q の中点)

★★ 標準電場重ね合わせ

問題

の点電荷が 離れて置かれている。両電荷を結ぶ線分の中点での電場の大きさと向きを求めよ。 とする。

ヒントを見る

中点での 2 つの電場の向きをそれぞれ矢印で描いてみる——+Q からは遠ざかる向き、−Q へは近づく向き。2 本の矢印は同じ向きか逆向きか。

解答・解説

方針

中点では +Q の電場(外向き=−Q 向き)と −Q の電場(−Q へ引き込む向き)が同じ向き→足し算。r=0.15 で各 4.0×10⁵、和 8.0×10⁵。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 重ね合わせの問題は矢印を 2 本描くことから始める。中点では、 の電場は「 から遠ざかる向き」= へ向かう向き、 の電場は「 に引き込まれる向き」=やはり へ向かう向き——2 本は同じ向きで強め合う。

① 各電荷の電場。 中点までの距離は :

② 合成。 同じ向きだから単純に足して

+Q−Q中点E₊E₋同じ向き→加算
中点では両電荷の電場が同じ向き(+から−へ)にそろう

まとめ 「同符号の中点では打ち消し(前問の 型)、異符号の中点では強め合い」——符号の組で結果が正反対になる。電気力線の絵とも整合する: から へ向かう力線が中点付近に密に束ねられている——あの密集が という強さの視覚化である。

各電荷からの電場はどちらも「 から へ」の同じ向きで、。合成 、正電荷から負電荷へ向かう向き

別解

電気力線の絵から向きだけ先に読むルート。 の力線は から出て に吸い込まれる——中点を通る力線は軸に沿ってまっすぐ へ向かう。向きは計算前に力線で確定し、あとは大きさだけ計算する、という分業にすると符号ミスが激減する。

「向きは絵で、大きさは式で」——重ね合わせ問題の実戦的な作法である。

ポイント

  • まず矢印 2 本(向きの判定)
  • 異符号の中点=同じ向きで加算
  • 力線の密集=強い電場

よくある間違い

  • 逆向きとして引き算する
  • r に 0.30 を使う
  • 向きを書き忘れる