物理 / 電場と電位

点電荷のまわりの電場

★ 基礎電場点電荷

問題

の正の点電荷から 離れた点の電場の大きさと向きを求めよ。 とする。

ヒントを見る

クーロンの法則 F=kQq/r² の「置いた電荷 q あたり」を取ると、点電荷が作る電場の式になる。正の点電荷のまわりの電場はどちらを向くか——電気力線の絵を思い浮かべよう。

解答・解説

方針

点電荷の電場 E=kQ/r²。クーロンの法則を q で割った形。正電荷→外向き放射状。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点電荷の電場は、クーロンの法則から置いた電荷 を割り落とした形である: が場の「発生源」、 は「試し置き」——役割の違いを意識する。

公式点電荷の電場: (正電荷から放射状に外向き)

① 代入する。

② 向き。 正の点電荷が源だから、電荷から遠ざかる向き(放射状の外向き)である。

+QP(0.60 m)
正の点電荷の電場は放射状の外向き。距離の 2 乗で薄まる

まとめ 電場も逆 2 乗で薄まる——距離 2 倍で 。放射状に広がる矢の密度が距離とともに薄くなる絵(電気力線)と、 で割る式は同じことを言っている。「源 が場を作り、試し電荷 が力を受ける」——この分業は次の電位でも同じ形で繰り返される。

、電荷から遠ざかる向き

別解

単位を組み替えて V/m と読むルート。 と同じ単位である( から確かめられる)。——「1 m 進むごとに電位が V 変わる」勾配としても読める。

力の言葉()と電位の言葉()は同じ電場の 2 つの顔——後で学ぶ の伏線として、単位の等式を一度自分で確かめておく価値がある。

ポイント

  • E=kQ/r²(源と試しの分業)
  • 正電荷から外向き放射状
  • N/C=V/m(2 つの顔)

よくある間違い

  • r² でなく r で割る
  • 負電荷でも外向きとする
  • F と E の式を混同する