物理 / 電場と電位
電場の定義 E=F/q
問題
ある点に の正の電荷を置いたところ、右向きに の静電気力を受けた。(1) この点の電場の大きさと向きを求めよ。 (2) 同じ点に の負電荷を置くと、受ける力の大きさと向きはどうなるか。
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電場とは「そこに 1 C を置いたら受ける力」——今は 2.0×10⁻⁶ C で 6.0×10⁻³ N だから、1 C あたりに換算する。負電荷にすると向きはどうなるかも、定義から考えられる。
解答・解説
方針
電場=1 C あたりの力。E=F/q=3.0×10³ N/C。負電荷は電場と逆向きに qE の力。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 電場は「その場所に 1 C を置いたら受ける力」という、場所の性質である。力を電荷で割れば、置いた電荷によらない「場所の点数」が出る。
公式電場の定義: (正電荷が受ける力の向きが電場の向き)
① 電場。
② 負電荷を置くと。 力は で、 なら電場と逆向き:
まとめ 電場は「場所の性質」、力は「電場×置いた電荷」——場と力の 2 段構えが電磁気学の考え方の骨格である。この分業のおかげで、「まず場を求める→次にどんな電荷を置いても力が分かる」と問題が 2 つの単純な段階に分かれる。重力場 (1 kg あたりの重力)とまったく同じ構図である。
答
(1) 、右向き (2) 、左向き(負電荷は電場と逆向きに力を受ける)
別解
重力とのアナロジーで確かめるルート。 質量 が受ける重力は —— は「1 kg あたりの力」で、これが重力場である。 は の電気版、 は の電気版——ただし には負があるので「逆向きの力」がありうる。
を「加速度」でなく「1 kg あたりの力」と読み替える見方は、電場を初めて学ぶときの最良の足場になる。
ポイント
- 電場=1 C あたりの力(場所の性質)
- F=qE(負電荷は逆向き)
- 場と力の 2 段構え
よくある間違い
- F と E を混同する
- 負電荷でも電場と同じ向きとする
- N/C の単位を N と書く