物理基礎 / 仕事と力学的エネルギー
荷物を持ち上げる仕事率
問題
質量 の荷物を、 かけて一定の速さで高さ まで持ち上げた。重力加速度の大きさを とする。
(1) 荷物にした仕事を求めよ。
(2) このときの仕事率を求めよ。
ヒントを見る
一定の速さで持ち上げる仕事は mgh。それを時間で割れば仕事率が出る。
解答・解説
方針
仕事は mgh(=位置エネルギーの増加)。仕事率は仕事÷時間。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 一定の速さで持ち上げるとき、手がする仕事は荷物の位置エネルギーの増加分 に等しい(運動エネルギーは変わらないので)。仕事率はそれを時間で割るだけだ。
① 仕事。
② 仕事率。
まとめ は電球 個分ほどの仕事率。同じ荷物を半分の時間()で持ち上げれば、仕事は同じ でも仕事率は 倍の になる。仕事は「何をしたか」、仕事率は「どれだけ速くしたか」 — この 2 つを区別するのがこの単元の要だ。
答
(1) (2)
別解
P=Fv で解くルート(得意な人向け)。 一定の速さで持ち上げるから、速さは 。手の力は重力とつり合って 。
でも でも同じ。「 秒あたりの仕事」を、仕事の総量から見るか、力と速さから見るかの違いだけだ。
ポイント
- 一定速度で持ち上げる仕事=mgh(位置エネルギーの増加)
- 仕事率=仕事÷時間
- P=Fv でも同じ答え
よくある間違い
- 仕事と仕事率を混同する(4900 は J、196 は W)
- 時間で割る代わりに掛けてしまう
- 運動エネルギーの変化を足す(一定の速さなので運動エネルギーは変わらない)